チラーの価格・導入時にかかる費用

ここでは、チラーを導入する時に必要となる平均的な費用について独自調査。
チラーの価格はもちろん、導入する際のプロセスや補助金制度などをまとめて紹介しています。

チラーを導入する際に必要な手順

目的や用途に適したチラーを導入するためには、以下の手順があります。このうち、一番初めに管理温度を決定した後は、基本的にチラーメーカーの担当者に依頼。冷却能力を求めるための計算式もあり、その式に当てはめて電卓で計算をしていけば算出することは出来ますが、少々複雑なため、その後の導入のことも考えるとメーカーの担当者に依頼することが主となっています。
事前に設置条件を整理した上で、必要な水温や流量を算出してもえるようにしておきましょう。

1. 管理温度を決める
2. 循環水の温度を決める
3. 設置場所を決める（屋内・屋外）
4. 冷却方法を決める（循環式か一過式）
5. 冷却能力の算出
6. ポンプ揚程の算出

平均費用

一般的にチラー導入の費用は、数百万円から数千万円程度となっていますが、サイズや用途、規模によって価格帯はさまざま。
業務用の食品冷却用のチラーであれば、数百万円台から導入することが可能です。

半導体の製造や産業分野などで大規模なチラーが必要な場合は、冷却システムを構築しなければならないため、導入費用は平均相場よりも高額になる傾向にあります。

補助金の利用

省エネ性能の高いチラーを導入することで、経済産業省による省エネ補助事業の補助金制度を利用することができます。
この制度に適用しているチラーであれば、本来かかるべき費用の25%～50%程度の金額を助成してくれるので、導入コストの負担を軽減。
新規導入はもちろん、設備の見直しなどで購入した場合にも適用されるので、導入時に確認しておきましょう。

チラー選びに失敗しないための方法とは？
「冷えない」「頼れる人がいない」「設備環境に合わない」といったよくある導入後のトラブルを防ぐチラーを紹介しています。

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中古と新品どちらがいいのか

チラーには耐用年数や寿命といったものがあります。財務省が定めた減価償却の目安となっている法定耐用年数は、チラーの場合15年となっていますが、使用状況によって寿命は大幅に異なります。

中古はリーズナブルに導入することはできますが、冷却性能が落ちてきたり、突然動かなくなったりしてしまうといったリスクがあるので要注意。新品の場合は、補助金制度が受けられたり、メーカーサポートや保証、アフターメンテナンスなどが充実しているので導入後も安心です。

他にもあるチラーを導入する前に知っておきたいこと

他にも、導入期間やよくあるトラブルについてまとめているので、チラーの導入を検討している方は確認してみて下さい。

チラーでできる省エネ対策

チラーのよくある故障・トラブル

チラーのメンテナンス内容

まとめ

チラーを導入する際には、目的としている用途に合っているか確認しておくことが大事。判断に迷ったときは、専門業者に相談するとスムーズに進められます。
また、導入コストを抑えるためには、補助金制度を上手く活用することがポイントです。