名前の通りチラー機器に使用されている液体、チラー水。チラー水によってチラー機器の性能は大きく左右されます。ここでは、このチラー水の役割や概要、その種類などについて見ていきましょう。
工場内で使用されているさまざまな産業機械の中には、しばしば高熱を発するものがあります。チラーとは、空冷式や水冷式でそうした機械を冷却するための装置です。そして、そのうち水冷式のチラーに用いられている液体を「チラー水」といいます。
なお、チラーおよびチラー水は冷却だけでなく保温にも用いられます。したがってチラーは、機器の温度調節全般に用いられる機械であると言えるでしょう。
チラー水としばしば混同されるのが冷却水です。チラー水はたしかに冷却水として用いられますが、あくまでチラーそのものに用いられます。対して、冷却水はチラー以外にもさまざまなものの冷却に用いられているという違いがあります。したがって、チラー水は「チラー専用の水」、冷却水は「チラーに限らずさまざまなものの冷却に用いられる水」と認識するといいでしょう。
チラー水としてもっとも一般的なのが水道水です。水道水のメリットとしては、塩素が含まれているので腐りにくい、どこでも手に入り量も安定している、などが挙げられます。使いやすさ、入手しやすさでは群を抜いていると言っていいでしょう。ただし、温度調節の目安は10℃までなので、それ以上の温度調節が必要な場合はほかの液体を使用しなくてはいけません。
不純物を取り除いた水です。精製水も温度調節の目安は10℃ですが、水道水よりも不純物が少ないため電気伝導率が低いことがメリットです。また、精製水は精製方法によっていくつかの種類に分けられます。水道水を沸騰させて冷ました蒸留水、イオン交換樹脂のろ過材を用いて精製したイオン交換水、逆浸透膜に水道水を通し、不純物を取り除いたRO水、限界まで不純物を除去した純水などがあります。
前述の液体よりも、さらに低温を保持する必要があるときに用いられます。融点が低く、マイナスになっても粘度が高くならずスムーズに流動するので、循環ポンプ能力と冷却能力を十全に活かせます。反面、引火性が高い液体なので取り扱いには十分注意しなくてはいけません。
メタノールと同様、比較的安価で手に入る液体で、融点が低くマイナスになっても粘度が高くならないのがメリット。しかし、やはり引火性が高く臭気もあるので、取り扱いの際には換気が欠かせません。
ここが唯一無二!
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※選定基準:2022年1⽉26日Googleで「チラー」と検索し、上位3ページ以内に公式サイトが出てきた会社の製品を調査。
同時点で、弊社で行った調査により、ユーザーニーズに即しているその会社しか持っていない特徴を「唯⼀無⼆の特徴」として選出し、紹介しています。
※最大20℃の熱交換が可能:2022年4月弊社調査時点。参照元 大洋アレスコ公式サイト(https://taiyoalesco.jp/service/oma-chiller/)
各社の唯一無二の根拠
大洋アレスコ:「性能面」ワンパスと明記してあるチラーの中で冷水温度(出口温度)が最も低いという点が唯一無二
三浦工業:「サポート面」1,000名以上のフィールドエンジニアがサポート可能な点が唯一無二
第一工業:「環境面」製品だけでなくその環境設備もアドバイス可能と記載のある点が唯一無二