ここでは、不凍液(氷点下の液体)を循環させて冷却を行うブラインチラーと、地球環境に優しいノンフロン冷媒を採用したノンフロンチラーについて知っておくと役立つ情報を集めて紹介しています。
ブラインチラーとは一体どのような特長があるのか、冷却媒体や仕組みについて調べてみました。
冷却媒体にブラインを使用し低温冷却を行うチラーで、凍結温度が0℃以下の液体冷却媒体「ブライン」を使用してしています。一般的な水道水などより冷たい温度で冷却することができるため、よりパワフルで効率的な冷却が必要な際に利用されています。
ブラインはユニットで使う熱媒の一種。元々の語義は高濃度な塩水や海水のことですが、冷凍装置で二次冷媒として使用されるようになりました。マイナス温度でも凍らないため、熱伝導率が高いという特性があり、対象物を効率よく冷却することができるので、多種多様な機械に用いられています。
ブラインチラーはチラーと機能は一緒ですが、媒体の温度が違うところが最大の特徴。性能を維持するために、ブラインの定期的な交換が必要です。低圧冷媒液にする膨張弁や圧縮機を制御する装置が装備されており、高効率なブラインチラーで製氷し、蓄熱を行う氷蓄熱冷水供給設備などもあります。
しかし、ブラインは揮発すると濃度が変わるため管理が難しい媒体のため、メンテナンスの手間が必要です。
チラー選びに失敗しないための方法とは?
導入後のトラブルを防ぐための唯一無二の特徴を持つチラーを紹介しています。
地球環境に配慮したノンフロンチラーの主な特長について、使用する冷却媒体やメリットなどをまとめてみました。
フロンを使用せずに自然界の物質を利用した冷媒にて冷却を行うチラーで、地球温暖化を抑制することが可能。
中でも、CO2(二酸化炭素)は自然冷媒でオゾン層の破壊や地球温暖化に悪影響がなく無味無臭で無害のため、自然環境に配慮したチラーとして注目されています。
しかしまだ導入コストも高いため、これから広く普及していく形となるでしょう。
空調設備や冷凍設備・チラーに使用されている冷媒フロンは、地球環境に悪影響を与える物質として、経済産業庁によってフロン類の使用の合理化と管理の適正化を定めている法律「フロン排出抑制法」が施行されています。
これによって、事業者はフロン排出量の規定が設けられており、廃棄する機器からのフロン類の回収などの義務付けや事業者登録などが定められています。
ブラインチラーは、凍結点が水よりも低い冷媒を使用するため、熱伝導率が高く効率的に冷却することが可能。
ノンフロンチラーは、フロン冷媒の規制強化に対応した環境負荷に配慮しているチラーで、双方のメリットを組み合わせた「フロン排出抑制法」対象外のチラーも開発されています。
一口にチラーと言っても、様々な種類があるため、気になる方は一度メーカーに相談してみてはいかがでしょうか。
ここが唯一無二!
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※選定基準:2022年1⽉26日Googleで「チラー」と検索し、上位3ページ以内に公式サイトが出てきた会社の製品を調査。
同時点で、弊社で行った調査により、ユーザーニーズに即しているその会社しか持っていない特徴を「唯⼀無⼆の特徴」として選出し、紹介しています。
※最大20℃の熱交換が可能:2022年4月弊社調査時点。参照元 大洋アレスコ公式サイト(https://taiyoalesco.jp/service/oma-chiller/)
各社の唯一無二の根拠
大洋アレスコ:「性能面」ワンパスと明記してあるチラーの中で冷水温度(出口温度)が最も低いという点が唯一無二
三浦工業:「サポート面」1,000名以上のフィールドエンジニアがサポート可能な点が唯一無二
第一工業:「環境面」製品だけでなくその環境設備もアドバイス可能と記載のある点が唯一無二