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熱交換器の違い
(チューブ式・プレート式)

チラーには冷やしたり温めたりするために、熱交換器という装置があります。熱は高温から低温へ移るという性質を持っており、熱交換器はこの性質を利用し効率的に熱を移動させています。
ここでは、チラーの熱交換器について詳しく紹介しています。

チラーには様々な熱交換器がある

熱交換器は、中に入れた温度の異なる流体を混ぜ合わせることなく温度だけを交換する機械。
今回は、主にチューブの菅の中と外に別の流体を通すことによって温度差をつくる「チューブ式」と、金属板を薄い波型に成形したプレートに高温と低温の流体を流すことで熱の受け渡しを行う「プレート式」という2つについて紹介します。

チューブ式

管の中と外に別の流体を通すことで温度差を生じさせ、温められた熱と冷やされた熱をそれぞれ利用することができます。特に「シェル&チューブ型熱交換器」という多管式の熱交換器は、シェルの中に複数のチューブが入っているシンプルな構造で、水などの液体だけに限られず蒸気も流体として使用可能。
メンテナンスが容易で効率よく熱交換が行えるので、高粘度の油を取扱う油圧関連機器や、化学プラントなど幅広い用途で使用されています。

シェルアンドチューブの説明
参照:株式会社アピステ公式サイト
https://www.apiste.co.jp/column/detail/id=4588

プレート式

特殊な加工を施した薄い金属を何枚も重ねた伝熱プレートの間に流路を形成することで、高温と低温の流体が交互に流れて熱交換ができる構造となっています。主に液体同士の熱交換を行う際に用いられる方式で、コンパクトな構造なため狭いスペースでも設置することができます。
プレート式の熱交換器は、主に産業用に使用されていることが多く、オフィスビルやホテルなど大きな建物の設備をはじめ、食品から産業などの工場でも使われています。

プレート式の説明
(ガスケットプレート式の画像)
参照:株式会社アピステ公式サイト
https://www.apiste.co.jp/pcu/technical/detail/id=4083
導入後のことも考えてチラーを選ぶことが大切

一口にチラーと言っても、熱交換器を始め構造が異なるものが多いため、導入の際にはしっかりと確認することが大切です。

トップページでは、導入後のトラブルを防ぐための唯一無二の特徴を持ったチラーを紹介しています。

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それ以外にも知っておきたいチラーの予備知識

排熱方法や循環方法、設置場所も、熱交換器と同じように2つの方法があります。重視する目的に合わせて適切なチラーを見極めるために、それぞれについてしっかりマスターしておくと、機種選びも円滑に進められるのでチェックしてみてください。

まとめ

熱交換器は、チラーの温度を調整するのに欠かせない装置。
温度が高い方の流体から低い方の流体へ熱が移動する性質を利用し、熱交換器によって意図的に熱の移動を行っています。設置環境や機器の大きさ、メンテナンス性などを考慮しながら選ぶことが重要です。

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